離婚と子供の戸籍

2018/02/05

離婚後に子どもの氏(名字)が変わることは、日常生活に大きな影響はないと思われる方もいますが、実際はどうでしょうか?

実は、ただ名前が変わっただけでは済まないこともあり、氏(名字)が変わる際には、しっかりと戸籍の知識を持っているべきなのです。

戸籍とは

そもそも結婚するとは、他人だった二人が一つの家族になるということですが、現在の日本では生まれた時から、戸籍を持ち、日本国民は国によって色々な管理をされています。

そして戸籍は、日本国民が今どのような現状で生活しているのか、また何を必要としているのかを把握するためには大切なことだと考えられます。

子供は両親がいなければ、もちろん生まれることは生物学的に不可能です。つまり、子供は夫婦の間に生まれた子として戸籍が作られます。夫婦と子供で一つの家族と認識されるわけです。

夫婦になる前には、皆ご自分の両親の戸籍に籍をおいていました。それが結婚を機に、新たな家族として戸籍を生み出すわけです。

つまり、役所で管理されている、ご自分の家庭の証明が戸籍となるのです。

離婚した後の戸籍と氏について

離婚とはあくまでも夫婦間の問題として、国は認識しています。

夫と妻が婚姻関係を解消し、基本的には戸籍の筆頭主である夫の籍から、妻が抜けるということになります。

その際、妻は元籍を置いていた実家に戻ることもできますし、自分で新たな籍を持つこともできます。

しかしこの場合は、籍をどちらにしても氏は旧姓に戻ることは変わりません。

仕事などの都合上、氏を変えたくない場合は、離婚届と同時に、「戸籍法77条の2」(婚姻していた時の氏を名のる)という届出を出せば、旧姓に戻らずに氏を残すことは可能です。

この77条の2の届出は、離婚して旧姓に戻ってしまった後でも、離婚後3ヶ月以内なら届け出ることが可能です。

子供の戸籍について

上記に挙げた事柄はあくまでも夫婦間の話のみであることをお気づきでしょうか?

そうなのです。離婚とは戸籍上、あくまでも夫婦間の問題でしかありません。家族の戸籍から、筆頭者ではない妻が抜けるのみなのです。

そして子供がいた場合は、子供の戸籍は移動されることはなくそのまま残ります

離婚届けには、子供の親権者の欄への記入はありますが、離婚届けへの記入だけでは、そこに妻の名を書いても妻の戸籍に入ることはありません。

子供が父親と離れて母親と暮らすことになったとしても、子供だけ父親の戸籍に残されてしまいます。そのままにしておくと、母親は旧姓を名乗り、子供は父親の姓を名乗ることになります。

暮らす上での問題として、義務教育の学校などの公的機関への入学は、戸籍にて管理されています。つまり戸籍に載っている氏名が、大切になってくるのです。

そこで、離婚後に母親が親権者になった際、やらねばならないことは「入籍届け」を家庭裁判所に出すことです。父親の戸籍にいる子供を母親の戸籍に移すのです。内容的には、「母の氏を称する入籍」です。

「婚姻届」や「離婚届」は家庭裁判所の許可は必要ありませんが、子供の籍の移動には必要となるのでご注意ください。

そんなこともあり、まだ子供が小さいうちは、互いに離婚を我慢する考えを持つ夫婦も多いのかもしれません。

しかし子供が15歳以上になれば、例えば離婚している夫婦のどちらの籍に自分は籍を置きたいと選び、子供本人が届け出人となって、籍を移動することは可能なのです。

勿論、その場合も家庭裁判所への届け出が必要ですが、何をとって子供の為とするのかが、大切になってくるのではないでしょうか?

そして大人にとっても子供にとっても、戸籍を変えるとは一生の問題だという認識は必要でしょう。

戸籍に一度載ったら消すことはできません

戸籍とは人生の大きな起点を記すものです。

いつどこで誰と誰の間に生まれたのか。

誰と家庭を持ち、誰を産んだのか。

そして、いつまで生きたのか。日本に生まれた我らの、生きた軌跡を残すものとなります。

つまり、離婚したからと言って、一度相手との婚姻を記したものは消えることはありません。しかし、本籍地を県外に移動させると、その前の情報は載りません。

とは言え、移転先の本籍地でとった戸籍には載りませんが、前の本籍地には80年間は確実に保存されるとのことです。

人間の平均寿命から考えて、どんなことをしても一度戸籍に載った情報は消えることはまずないと考えるべきかと思われます。

それも子供にとっては、父親と母親は一人ずつしか居らず、いくら二人が別れたとしても、その二人から授かったという証明は消えてはいけないという意味も含めて、戸籍の重要性を感じていかねばならないと考えます。

結婚する。それは、自分の一生に相手の名を遺すということ。離婚もまた、自分の一生に相手の名を保存していことであると、認識するべきかもしれません。

しかし、愛する子供がいる夫婦は、その大切さを改めて考えてちゃんと子供の戸籍のありかをクリアーにして下さい。

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