シングルマザーは二役しなきゃいけない。

2018/01/25

私の友人は40代半ばで、2人の息子のシングルマザーであります。

上の息子が4つの時に旦那と離婚し、下の息子と共に以来再婚もせずに子育てを頑張ってきたようです。

ですがそんな頑張り屋の彼女でさえ、最近では更年期に伴いそれにプラスして下の息子の反抗期が重なり自分の今までの子育てに自信を失いかけているのです。

優しく可愛らしく何でも彼女の言うことに逆うことの無かった息子が、今ではほとんど彼女と会話すらしなくなり反抗ばかりするようで彼女は子育てに生き詰まっているようです。

そんな彼女が私にあるときこう言いました。

「あなたの旦那は、今どういう風に息子と接しているの?」

私はどうしてそんなことを聞くのかと思いながらも、旦那の行動を彼女に逐一知らせていたのです。

ある日彼女の家に遊びに寄ったときのこと。

となりの部屋でごねる息子に対し、彼女の発した言葉を聞いて私は驚いたのです。

何故って、それは間違いなくどこかで聞いたセリフだったからです。

「わたしの言うことが聞けないのなら、今すぐ荷物まとめてここから出て行ってもらって結構よ!」

そしてそう言い一枚の張り紙を、息子の部屋にガムテープで貼り付けたのです。

その紙には、「○○家の決まりは○○家の決まり!」そう書かれていた。

その言葉もまさしくそれは、私の旦那がいつも息子たちに説教する度に使うセリフだったのです。

目を丸くしている私に彼女はにやりと笑うと、「シングルマザーは大変なのよ、父親の役目もしなきゃなんないからね!」

そう言ったのです。

私はそんな彼女を見て、一瞬自分が恥ずかしくなりました。

子育てしてるつもりでも、厄介なことはいつも旦那に丸投げしていたからです。

旦那だってそうです。夫婦2人いるからどっちもどっちで子育ての責任を押し付け合ってる現状があったのです。

しかし彼女は違いました。

2人の子供の責任は誰に押し付けることもできず、全て1人で背負わなければならないからです。

それをわかって離婚したのだろうと言えばそうですが、好きでそうした訳では決してない筈です。

でも彼女自身も子供たちに対してその負い目があるからこそ、必死になって一人で追い詰められながらも子育てをしているのです。

辛いことは誰にでもあります。

それは結婚している夫婦でも、離婚しているシングルの方でも平等なのですから。

でも私はそんな時にでも後ずさりせずに常に前向きに生きる彼女の姿を見て、改めて親になるって凄いと子育てって難しいけど前向きに進めばきっと道は開けるのだと実感させられたのです。

それからの彼女は、反抗期の息子の前でも微動だになどしていません。

堂々としそして親子共々に、それぞれ信頼関係のある家庭を築いています。

-シングルマザー日記