実はあまり知られてない保育士のお仕事

2018/03/24

保育士として働いていると、たまーに「子どもと遊んでお給料もらえるなんていいねー」と古風なことを言ってくる人がいます。

私ももう大人ですので笑顔で「意外に大変なんですよー」と言いつつも、心の中では般若の顔をしています。

そんなことを言ってくるひとは本当にたまーにいるだけなんですけど、「保育士って子どもが寝てる間なにしてるの?」とかは聞かれることがあります。

保育士の世界って閉鎖的なので、私自身あんまりわかってなかったんですが、保育士の仕事ってあまり知られていないんですね。

ちょっとびっくりしましたが、冷静に考えれば閉鎖的で狭い保育士の世界のお仕事なんて、周りから見てわかるはずないんですよね。そんなことにも気づかないくらい保育士の世界って閉鎖的です。

子どもがお昼寝してる間の保育士は、大体仕事してます。昼休憩の時間はあってもないようなものという園もたくさんあります。

私が今まで働いてきた園は全部そうでした。休憩時間なんてないです。

お昼休憩にはごはんをがーっとかきこんで、パソコンで日誌を打っていました。日誌っていうのは子どもの日々の成長記録みたいなものです。

年齢によって毎日一人ひとり書かなきゃいけなかったり、クラスごとに書かなきゃいけなかったり、その両方を書かなきゃいけなかったりします。

赤ちゃんクラスだと、この日誌を書いている間に子どもが泣いたりすると残業が確定するので、保育士は忍者みたいな動きを自然に習得します。物音を立てたら終わりです。ひとりでも泣き出すと、他の子も絶対泣き出しますので!

日誌の他にも保護者の方への連絡ノートを書かなきゃいけません。

子どもが今日していたことや健康状態などをお伝えする重要なものですので、昼休みや子どものお昼寝中にやる仕事としては最優先のものです。

大体3分で1冊は書けなきゃいけません。それでも終わらないことがあります。

終わらなかった場合は先輩に泣きついて、死ぬ気で時間をつくらなければならないので、必死です。

また、制作の準備や行事の準備もこの間に進めなければなりません。連絡ノートと日誌を書いていたら、まずここまではたどり着きません。

行事担当になっても会議の時間も準備の時間もとってもらえないことが多いので、これは大体残業になります。

それでも残業代なんて出た試しはないので、保育士って仕事がいかにブラックかをご理解いただけたのではないかと思います。しかもお給料はやっすいよ!

それでも、保育士が保育士を続けるのは、子どもがとてもとてもかわいいからです。日々成長していく子どもを傍で見守り、一緒に成長を喜べるこのお仕事は本当に価値あるお仕事だと思っています。

思っていたよりも数倍大変なお仕事でしたけど、保育士になることができて私は幸せです。と、今日も赤ちゃんたちの寝顔を見ながら忍者歩きをしつつ、思うのです。

-資格を取ったその後