母子家庭が活用すべき奨学金とは?

2016/07/31

母子家庭と奨学金

現在の日本では高校や大学への進学有無が、子供の未来を左右する大きな分岐点になっています。そしてお金など気にせずに子供が望む進路に進ませてあげたいのが親心ではないでしょうか?

しかし子供は成長とともに自分の家は母子家庭のため、家計に負担を掛けてたくないという気遣いをし始めるのです。

親にとっては子供の成長を感じられる嬉しさがある一方で、子供の経済的な気遣いは自分たちの離婚が子供の将来を限定してしまっていると感させられる現実を目の当たりにするとても辛い状況も存在します。

親は子供に希望する進路があるのであれば、その夢は叶えてあげたいのが本音ででしょう。

子供と親の夢をサポートするために奨学金制度は設けられているのです。しかし奨学金はひとつでありません。そのため奨学金とは実際にどういう制度なのか知っておくことが大切なのです。

私も母子家庭に育ち、当たり前のように奨学金を使い学校に通いましたが、返済で苦労した記憶がまだ鮮明に残っています。また姉は奨学金で4年生の大学にも通った為、随分と返済に関しては私以上に苦労したように記憶しています。

我が子の将来を考えて、何を選択していくのかぜひともヒントにしていただきと思います。

奨学金の種類を知っておこう

母子家庭がもらえる奨学金や奨学金に近い制度を知っておきましょう。一般的に奨学金と言われるものは、「日本学生支援機構(JASSO)
です。私たち姉妹もこちらで借りました。私たちの頃は、育英会という名でした。

奨学金とは助成や給付金とは違い、貸付制度となるので返済する必要があります。

借主は子供の名義なので、卒業後から子供が自ら返済を開始する義務を負うことになります。一般的な借り入れと同じように利息もかかりますが、上限は3%でそれ以下のことがほとんどで、利息については普通の借金とは異なります。

この奨学金は、高校、大学、専門学校など義務教育以外の場合に利用できます。なお奨学金を利用する際は、書類審査や本人の面談などがあります。

個人的におすすめしない奨学金

次に学校の入学案内などに同封されていることが多い「新聞奨学生」ですが、私はこれだけは絶対におすすめしません。

実際に私が2回目の大学に進学する時にこの奨学金を使いましたが、若い女性が住める様な寮ではなく、偏見ではない実際の体験として、借金取りから逃げている方やお風呂入らない方と、壁一枚での生活を強いられ、実際に迫られる事もあり身の危険を感じました。

大学生の若い女性には特に、私は勧めません。

また交通事故に巻き込まれても、会社側はちゃんと対応せず、保障されませんでした。今でもその障害に苦しんでいます。我が子を大切に思うなら、やめて頂きたいと願います。

実体験として、その被害者会の方々にお話しを伺い、色んな社名の元、酷い扱いを受けたと聞いています。

説明だけしますと新聞奨学生とは、入学先の大学によりますが、年単位で金額の上限が設定されていて、その上限までの金額を、契約先の新聞社が肩代わりしてくれる代わりに、在学中に新聞配達業務を行う新聞社が設けている奨学生制度です。

寮に住まないと朝刊の配達はできませんので、ほぼ寮に住み、寝泊り食事つきですが、年齢差の幅広い男女の共同生活です。そして働きながら、大学に通います。普通のバイトのような感覚とは明らかに違います。

新聞配達は労働時間帯が特殊であり、学費を肩代わりしてもらっている以上辞められないので、捕らわれの身のような気分を4年間味わいながら重労働を強いられ、寮もその環境の保証はありません。

奨学金ではないけれど母子家庭が受けられる制度

奨学金制度ではないのですが、母子家庭世帯であり低所得に限り利用できる制度があります。それが母子福祉貸金貸付金制度です。

この母子福祉貸金貸付金制度は、子供の進学資金だけではなく、就業が出来ない怪我を負った場合や、何らかの病む負えない事情で引っ越しを考えた場合に、低利息(年1.5%)から無利子で貸してくれる貸付制度となります。

利用目的によって、限度額や金利、返済期限の変動がありますが、子供の就学支度金として借りる事が出来ます。借主は親になるため、子供の返済義務はありません。

しかし、現在の収入などの制限はあるので、ご自分が対象になるのかは役所に問い合わせる必要はあります。この場合は一般的な奨学金とは違い、母親が借主になるので子供が将来催促に追われる事はないのですが、その分親への負担は大きいと言えます。

返済不要の給付型も実はある!

返済不要の給付型奨学金も存在しますが、こちらは時別なケースがほとんどです。経済的に恵まれていないけれど、進学する子供がとても優秀な場合のみと言えます。

簡単に言えば、金持ちではない家庭の天才を救済する制度といっても過言ではありません。

給付型をもうけているのは、各自治体、大学、その他企業や財団法人などです。自治体が設けている奨学金制度に関しては、居住年数が申請の条件になる場合もあるので、問い合わせが必要でしょう。

各私立大学も給付型の奨学金をだしているところが多くありますので、大学のホームページや大学の募集要項を調べてみるといいでしょう。

我が子の才能を見出し、進学をさせたい場合は検討する余地はあるかもしれません。こちらは大学進学がメインになる制度です。

奨学金と借金の違い

基本的に奨学金というのは、貸付制度ではありますが利子が低く、卒業後に返済していく制度です。しかし一般的な借り入れは、最低でも利子は借りた翌月から支払わなければなりません。また、奨学金よりも非常に利息も高くつきます。

そのため、シングルマザー家庭で子供を進学させるために貸付を考えなければならない状況の場合は、日本学生支援機構または母子福祉貸金貸付金制度を利用するべきでしょう。

お金がないから、進学できない世の中ではありません。本当に勉強がしたいなら、どんな手段でも進学させてあげる事は可能でしょう。

しかし、借りたお金はいつか返さないと、湯水のようにお金はわいてくるものではないという事です。

どんな方法が、自分の家庭にあっているのかは、各家庭違うでしょうが、お金がないから子供を進学させられなかったという言い訳は違いますし、奨学金を自分で返す覚悟を子供に持たせる事も、教育の一環として大切かもしれませんね。

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