シングルマザーと生活保護

2018/01/26

女性が離婚を考えた時、離婚後の生活の基本となる収入をどうするかが一番の悩みとなるはずです。

特に子供がまだ幼い家庭や、一番お金が掛かる中高校生や大学生の場合、生活をしていくことと学校に通わせることを念頭に置いて収入を確保しなければなりません。

親元に帰れない環境であったり、離婚の際の財産分与や養育費を頼れない場合、途方に暮れるシングルマザーも少なくはありません。

生活保護の申請

そんな状況下をひとりで耐えていくのは、決して仕方ない事ではなく、生活保護の申請を念頭に入れるべきです。

生活保護』と聞くと、不正受給などの問題がニュースやネットを騒がせ、まるで生活保護受給者は、税金で豊かな暮らしを得ている悪者のように取沙汰されていますが、

生活保護とは日本国民として生まれた全ての人に、最低限の生活を保障する制度となります。

最低限の生活が送れないことに耐える必要はないのです。

それでは、生活保護とはどういう制度なのかちゃんとした知識を持って、今の自分の状況と照らし合わせて考えてみましょう。

生活保護を受ける権利を得る上で見直すこと

生活保護の対象になる人にはいくつかの条件があります。

  1. 車や土地などの売却が可能な資産を持っていないこと。もし持っている場合は売却してまず、生活費をねん出した後に申請することはできます。
  2. 可能な限り働くこと。働くことが可能な分だけ働き、その分を差し引いて、お住いの地域で最低生活費を下回る分を支給されることになります。
  3. 扶養義務者(実の両親や兄弟・元夫)からの支援は難しいのかを、確認すること。
  4. 生活保護以外の他の法律や制度による給付で得られるものがある場合は、それを優先して受給し、生活費に充てることが求められます。(雇用保険・健康保険・各種年金・児童扶養手当・高齢福祉手当・身体障害者福祉手当など。)

以上で該当することを全て確認したうえで、それでも生活をしていけない場合は、生活保護の申請を行いましょう。

生活保護をもらうために知っておきたいこと

生活保護の受給をしてくれるのは、各自治体であることを覚えておきましょう。また地域によって、物価などが違うため支給金額は変わります。そして何人家族かによっても、受給額は変わります。

まず、お近くの役所の生活福祉課に生活保護を受ける相談をします。この時に現在住まわれている住居が、その地域の住宅補助の金額より上回っている場合は、住宅補助内の住まいを探す必要があります。

この場合、生活保護の申請が通れば、引っ越しにかかる料金は全て支払ってもらえます。

しかし、この住居手当と生活費という考え方を持つことが大切です。住宅補助の金額も各都道府県で違い、家賃の基準額は北海道の1級地の基準額が29,000円に対して東京都では53,700円になっています。この金額も年度によって改正されることがあります。

決まっている金額内でしか住宅補助は出してもらえないので、オーバーしている住宅に住んでいる場合は、その分を生活費の資金から出さなければなりません。また住宅補助の金額より安い場合は、もちろん家賃の金額しかもらえません。

生活費に関しては、家族の人数によって勿論異なります。勿論人数が多ければ、その分加算して支払ってもらえます。

生活保護の一番の利点といえるのは、医療費の全額免除が受けられることです。子供だけでなく、ご自身も虚弱な場合など、医療費の全面控除を受けられるのは、とても強い味方と言えます。

また、母子家庭の生活保護者のみ受けられるものもあります。それは子供の教育扶助です。

これは、義務教育中の子供を扶養している方に支給されます。学校給食費や、修学旅行の費用、学用品費などが対象です。※学校給食費は毎月金銭で支給されますが、修学旅行費や教材費は必要になった場合に支給を求める形になります。

母子家庭世帯では、就学援助制度等の併用はできない場合があるので、生活保護を受給した場合は生活保護の方から学校へ直接支給になることがあります。(地域により異なる場合があります。)

仕事がしたいと思っても、専業主婦だったため手に職がないシングルマザーの方を支援してくれる制度が、生業扶助です。シングルマザーが就労に必要となる技能や資格などを修得する場合にかかる費用を、申請すれば援助してもらえます。

生活保護の意味

生活保護とはこれから自立して生きていくために、社会に出ていくために最低限の人としての生活を保障してくれる制度となります。

貧乏であったと子供に辛い思いをさせないために、お金が払えないというみじめな思いをさせないために、病気になっても病院に行けないという残酷な思いをさせないために。

そして、シングルマザー家族が一つの家庭として、これから確立できるように。

誰もが最低限の生きる権利を守るためにある制度、それが生活保護なのだと理解して、これから前に進んでいくシングルマザーの方たちのために、生活保護が活用されるようにと願います。

日本シングルマザー支援協会は、シングルマザーが本当の自立を手に入れるための場所。

・お金を稼ぐ力を養う
・共感しあえるコミュニティ
・再婚という幸せ

の3つの柱を実現します。

日本シングルマザー支援協会

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