
未婚の母。パパのいない君と旦那のいないシングルマザーの私
2018/01/25
子供の頃みたテレビ番組の予告があった、なぜか「未婚の母」というキーワードが強く心に刺さった。
結婚してない女性になんで子供がいるんだろう?とか、そんな風な疑問が瞬時に浮かんだと同時に、なんだか強いシンパシーを感じた事を思い出した。
その後、数十年経って、まさか自分が「未婚の母」になるなんて、その時は想像もしていなかったのに、いつか来る自分の未来を予知していたのだろうか・・。
恋愛自体に恐怖なかった。しかし私がシングルマザーという選択をしたのは、自ら望んでいたわけではない。
人は言う。
「自分が選んだ道なんだから頑張らなきゃ。」
「子育ても仕事も、さらにパパの役もこなして二人分頑張らなきゃ。」
そんな風に、シングルマザーはとにかく頑張らなければいけない存在だと世間は認識しているらしい。
弱音を吐こうものなら、「なんで?自分が望んで産んだ子でしょ?」だとか、「嫌なら、そんな選択は最初からしなければよかったじゃない!」などという批判的な言葉が返ってくる。
例えば、専業主婦が育児に疲れて弱音を吐いたところで、その責任は夫や姑問題などに緩和され、母親としての責任だとか、一人の女性としての生き方などには直接的に関係してこないのに。
どうしてシングルマザーに対する世間の目は冷たいのか。
夫さえいれば、幸せな家族として、穏やかな表情で眺める対象になるのに、シングルマザーに対する世間の非情さは、当事者にしかきっとわからない。
一人で頑張る自立した女性というのが褒められる対象じゃないなんて、なんとも保守的で古臭く、うんざりする文化的刷り込みだ。
どうして可哀想な存在として見られなければいけないんだろう。
夫がいないことに対して劣等感なんて抱くことはないんだ。
パパのいない君と二人で、幸せに生きていければい、きっとそれでいいんだろうと思う。