
シングルマザーにおすすめする『ケアマネージャー』
2019/01/16
資格は欲しいけど、将来性がある資格じゃないと意味ないしな……
なんて嘆きが昔からよく聞かれます。
どうせ資格を取るなら就職に有利かどうかは大切ですし、将来性のある資格かどうかも気になるところです。
そこで、こんな話はきいたことはありませんか?
「日本は超高齢化社会に突入して、介護を必要とする高齢者が急増し、介護業界は働き手を確保することに頭を悩ませている。」
このように介護業界は、常に人で不足で、介護福祉士、介護職員初任者研修、ホームヘルパー、介護事務といったさまざまなポジションで人が必要とされているのです。
そしてその中でも、ケアマネージャーは将来性抜群の資格として、最近注目を集めています。
時間に限りがあるシングルマザーの方や主婦の方、忙しい社会人の方からも注目を集めるこの資格。
今回はシングルマザーにもオススメできるその理由や勉強方法について調査しました。
Contents
ケアマネージャーってどんな資格?需要や仕事内容について
ケアマネージャーという言葉は聞いたことがある人もいるかもしれませんね。介護福祉士(介護士)、ケアマネージャー、なんとなく介護に関する仕事なのはイメージできます。
でも実際、介護士とどう違うのか、働き方に違いはでるのか、というのは気になるところです。
まずはケアマネジャーがどんな資格か説明していきます。
ケアマネジャーは2000年の4月に新しく誕生した資格で歴史はまだ浅い資格になります。
正式には「介護支援専門員」と呼び、支援が必要な人やその家族などからの相談に応じて、その人が最適なサービスが受けられるように、総合的なコーディネートやマネジメントを行う資格。
ということなんですが、これだけだとどんな資格かいまいちピンとこないですよね。
簡単に説明すると、
介護する人(介護士など)
↓
↓
↓
【ケアマネージャー】
↓
↓
↓
介護される人やその家族
という図式になります。
つまり、介護する人と介護される人とを繋ぐ橋渡しの役割を担うわけですね。
介護施設の例で説明します。
通常の介護施設では、介護士一人当たりでいろんな人を介護します。一対一で介護する場合は別ですが、基本的に一人で多数の人を相手にするため、処理しきれない雑務や管理業務が増えてきます。
そのため介護のプランなども必要になってきます。
そこで、ケアマネージャーが間に入り、リーダーシップを取ることにより、介護の仕事そのものが円滑に進んでいく、というわけなのです。
介護施設では介護士の上司がケアマネージャーというパターンが一般的です。
◯合格率67%をはじき出した講師の講義をDVD化
◯膨大な試験範囲を33のポイントに凝縮した「合格の法則」
◯本試験形式の模擬試験5回分がついてくる!
◯試験対策セミナーで合格をバックアップ!
ケアマネージャーの需要
介護の仕事の需要は年々高まっており、人手不足は深刻化しています。
今や高齢化社会という言葉を知らない人がいないくらいに、時代の波は厳しさを増していますよね。
そんな中、ケアマネージャーという仕事の需要に関してはどうなのでしょうか。
「リーダー業務的な内容の仕事のため、需要が少ないのは?」という声が聞こえてきそうですがそんなことはありませんからね。
介護の需要が高まっているのにも関わらず、介護士もケアマネージャーも人手不足です。有効求人倍率も、その他の仕事に比べて、2倍近くも良いんですよ。
今後も高齢化社会が更に加速していくことを考えると、需要は右肩上がりです。
シングルマザーの方にオススメできる理由
上記の通り需要も高く、必要としている人が多いのでどんな方にもオススメできる資格なのですが、ケアマネージャーは特にシングルマザーの方や忙しい方にオススメしたい資格です。
その理由は勤務時間が関係しています。
介護や医療に関する仕事は、24時間体制での勤務が基本ですし、忙しく休みもなかなかとれないというのが現状です。
しかしケアマネージャーの場合は夜勤もありませんし、日曜日や祝日は休みになることが多いです。残業も少ないところが多いです。
夜勤がないというのは子育てをしているママにとってはありがたいですよね。
今忙しい人にとっても、忙しいだけの毎日から抜け出すきっかけになるかもしれません。
ケアマネージャーになる方法!資格取得のためにするべきこと
介護職の中でも様々な面で優遇されているケアマネージャー。いざなりたいと思っても、勉強方法や難易度は気になるところです。
少しずつ積み上げていって、結果的に将来とってよかったと思えるのが理想ですよね。子育て中の人や、忙しい人も、少しずつ知識や経験を積んで、取得に近づきましょう。
ここでは求められるスキルや、資格取得のためにするべきことをお伝えしていきます。
実際に働いた後でも理想と現実のギャップがないように事前知識としていれておくのは大切です。ケアマネージャーになる方法を知り、資格取得のためにするべきことを頭に入れて、自分に合っているか見てみましょう。
資格取得までの流れ
ケアマネージャーになるためには、「介護支援専門員実務研修受講試験」というものに合格する必要があります。
それでは早速試験の勉強を、といきたいところですがこの試験には受験資格があるので、受験資格をよく確認しておきましょうね。
主な受験資格は2つです。
- 医師、歯科医師、看護師、保健師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、社会福祉士、介護福祉士の資格を保有したうえで実務経験を5年以上
- 生活相談員、支援相談員、相談支援専門員 として、相談業務の実務経験を5年以上
資格を保有したうえで、更に実務経験が必要です。
一見すると厳しい条件に思えますが、前提となる資格はどれも単体で役に立つ資格ばかりです。
忙しい合間に、前提となる資格の養成講座や通信講座で勉強しておくことで、時間がかかっても損になることはありませんよ。
前提資格を取った後は、実務経験を積むだけです。
実務経験を積んだらいよいよ介護支援専門員実務研修受講試験を受験しましょう。無事に合格することができたら、87時間の研修内容を経て、ケアマネージャーに認定されます。
ケアマネージャーの資格の難易度
前述した、「介護支援専門員実務研修受講試験」の合格率は平成28年度のデータで13.1%です。
実務経験の条件や、前提資格の取得など考えると、ケアマネージャーの合格難易度は「高め」と言えるでしょう。
しかし、将来性の高さ、現在の需要の大きさなどを考えると、挑戦する価値がある資格といえます。既に介護支援専門員実務研修受講試験の前提資格を持っている人には、更にオススメできます。
シングルマザーとケアマネージャー
ケアマネージャーは子供持つ母親や、シングルマザーの方、週末に時間をとりたい方にもピッタリな資格です。
取得までのハードルは高めですが、その分資格保持者は優遇されています。
難しいものだからこそ、挑戦してほしい資格、それが「ケアマネージャー」です。
時間にも余裕を持てる生活を送るために、是非チャレンジしてみて下さいね。