
シングルマザーにおすすめする『ホームヘルパー』
2019/01/16
自分の身近に利用者が居ないとその実情がよくわからない仕事、それが介護の仕事ではないでしょうか?
介護とひと言でいっても、介護福祉士、ケアマネージャー、介護職員初任者研修、介護事務など、その仕事内容は多岐に渡ります。
ご存じの方は多いと思いますが、この介護業界は常に人手不足が問題となっています。
資格がないと働けないということも、その一因となっているのかもしれません。
そこで、人で不足な業界なら、就職にも困らなしし、将来的にも安定しているのでは?と考える方もいるのでしょう。
確かにその考えは間違っていませんが、介護の仕事や資格に対してなんとなくこんなイメージかな程度では、資格を取ろう!というモチベーションもあがりませんね。
そこで今回は『ホームヘルパー』について具体的にどんな仕事で、なぜお勧めされるのかみていきたいと思います。
シングルマザーとして社会復帰を考えた時に、お勧めされるの資格のひとつ『ホームヘルパー』をみていきましょう。
ホームヘルパーのお仕事
まずはじめに現在ホームヘルパー2級は廃止され、介護職員初任者研修として2013年からスタートしました。内容的に大きく変わった点はあまりないのですが、取得するまでの研修の内訳が変更になりました。
ではホームヘルパーの仕事について具体的に見ていきましょう。
ホームヘルパーとは、皆さんが思い描くように、在宅で過ごされる高齢者や障害者宅を訪問して、介護サービスや家事援助サービスを提供する職業です。
この介護サービスというのは具体的には、食事や入浴、排泄、衣服の着脱や移動などの支援をすることを言います。また家事援助サービスとは、調理、洗濯、掃除、買物などの援助や代行を行う事を言います。
また利用者本人やご家族への精神的なケアを行う場合もあり、家族に介護の技術的な指導を行うことも仕事の一環としてあります。
つまり体力はもちろんこと介護の知識が必要な仕事なのです。
ホームヘルパーについての予備知識
「ホームヘルパー」と呼ばれる仕事は本来、介護保険制度の正式な名称では「訪問介護員」と言い、ホームヘルプ事業は「訪問介護事業」と言いますが、通称でホームヘルパー、ホームヘルプ事業として定着されました。
仕事先としては様々で、市町村社会福祉協議会、その他の社会福祉法人、医療法人、営利法人、生協、農協、NPOなど多岐に渡り仕事をすることができます。
高齢化社会が進んだ現在では、ホームヘルパー不足が叫ばれて、資格を取るための支援にも力を入れています。
ホームヘルパーとして働くには?
ホームヘルパーは看護師等と違い、資格なしの未経験でも就職することはできます。しかし今後の収入を増やしたり、仕事の幅を広げたいのであれば、やはり資格を取得することをお勧めします。
就職を決めてからでも構わないのですが、まず取得したい資格は介護職員初任者研修です。以前は「ホームヘルパー2級」と呼ばれていた資格です。
この「ホームヘルパー2級」は130時間のカリキュラムを受講するのみで、介護施設で働く上で必要となる基本的な知識や技術が習得できます。
また公共職業訓練事業ですので、ハローワークを通じて介護職員初任者研修が受講できる自治体があります。シングルマザーの場合は、自立促進事業として無料で受講できるケースが多くなっているので、ぜひとも取得するべき資格と言えます。
「ホームヘルパー2級」なので、「1級」があるのか?と思われる方もいるでしょう。そうです、実際に「1級」もあります。
しかし、「ホームヘルパー1級」に関しては、介護職員初心者研修「ホームヘルパー2級」を持っている方は、3年間仕事を続ければ取れる資格です。また実際に働いている人の声としては、1級も2級でもそんなに給料に差があるわけではないとの声が多いようです。
このためシングルマザーとして独立した生活を送るためには、まずは2級の取得のみで構わないと考えられます。
収入は本当に見込めるの?
求人告知では、どこもいい条件を並べたてます。それはある意味仕方のないことかもしれません。しかし実際の仕事はどうなのかは、仕事をしている人に聞かないと解らない部分はあります。
私の友人は障害を持つ子供を育てるシングルマザーなのですが、彼女はホームヘルパーのパートで生活しています。「給料いくら?」とは直接は聞けませんが、生活ぶりを見ている限り困っているようには全く見えません。
可愛いチワワの愛犬を2匹飼っていて、誕生日には犬のケーキで祝ったりしているので、それなりの収入の確保をしているのだと思われます。
勤め先にもよりますが、デイサービスや介護ホームのような場所だと、ボーナスが5か月分支払われるなんて就職先がありました。その代わり、給料がいいということは、それだけ肉体的な負担も大きいということです。
またホームヘルパーの訪問派遣でも、事業形態が変わってきて、24時間対応をすることも多くなっているようです。
もちろん夜勤勤務には夜勤手当が出るので、収入確保にはつながりますし、正社員ではなくパート勤務でも、普通のレジ打ちなどの仕事よりは、格段に高い給料が望めます。
また、シングルマザーは子育ての両立を常に考えなければならないので、休みの融通が利いて収入を確保したい場合、ホームヘルパー業務がお勧めされるのだと考えられます。
どんな仕事でも、仕事をしながらの子育ては大変なものです。大変な思いをして帰宅したら、家で子供が物を散らかしたまま、お腹すいたと騒ぎ出す、それだけで、精神的にも肉体的にもはち切れそうな気持になるかもしれません。
しかし、それでも金銭的な余裕があれば、切れてしまう前に一呼吸おくゆとりが出来るかもしれません。
シングルマザーとして生きていく上で、そして収入を考えた時に、最も求人が見つかりやすい職業のひとつで、給料もそれなりに良いとなれば、「ホームヘルパー」とう職業は選択肢の一つになるでしょう。
それが「ホームヘルパー」という仕事です。興味ある方は是非資料請求からはじめてみては如何でしょうか。