離婚は遺伝すると言われた

2016/07/05

離婚を決めたとき、一番に浮かんだのは自分の両親ではなく夫の両親だった。
私たちが結婚するとき、夫の両親はすでに離婚していた。
それは別に気にならなかった。
結婚して10年目。
自分たちが離婚することになった。
私の両親は夫の素行を元々良くは思っていなかったので反対もせず。
引っ越しの手配をすぐにしてくれた。
夫のところは、どちらも無反応だった。
きっと予想はしていたんだと思う。
私が精神的に限界だったこと。
夫が何度も同じ過ちを繰り返していたこと。
それでも、夫になにか言うわけでもなく10年が過ぎていった。
義父はとにかく頑固だった。
義母は気の強い人だった。
その両方を受け継いだ夫。
離婚したいと申し出たときは、朝まで説得された。
それでも私は納得出来なかった。
たまたま叔母が夫の実家にきていた時、離婚まで遺伝するのかしらと高笑いしていた。
私たちの離婚の決定打になった叔母。
家族じゃないからと冷たくあしらわれたこともあった。
そうかと思えば、自分が都合が悪ければあなたたちが頼りなんだからと言われた。
そんな叔母が私は心底嫌いだった。
その嫌いな叔母の高笑い。
今でも思い出すだけで胸がムカムカしてくる。
離婚は遺伝ですか。
そうかもしれません。
叔母さん、あなたが家族に言いたい放題言っては振り回されて。
嫁はそれに耐えられなくなり。
男どもはそれに対して何も言ってはくれず。
我慢して欲しい、ああいう人だから仕方ないという。
遺伝と言われればそうかもしれない。
結局なにも直せないで生活をつづけた結果だから。
同じ環境で、同じ生活をすることで遺伝する病気があるように。
離婚だって立派な遺伝だろうと思う。
せめて、夫が、義父が叔母に意見できていたら。
そんな環境の変化をもたらせてくれたら。
離婚は遺伝しなかったかもしれない。
いや、それでもきっと離婚はしたんだろうと思う。
夫婦としての環境が変わったとしても、育った環境は変えようがないんだから。
あの叔母だけは、二度と会いたくない。

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